◇バラツキに着目した手法です
たとえばA社とB社という二つの企業。どちらもお客様への製品の平均納品日数が「受注後3日」だったとします。しかし、A社の場合は「常に3日」、かたやB社の場合は平均でこそ3
日ですが、即日納品のときもあれば、1週間、10日と遅れることも。この場合、どちらの企業のサービスレベルが高いと言えるでしょうか? シックスシグマでは、これまで平均だけが重視されがちだった経営や事業目標の中に、バラツキ(標準偏差)の概念を取り込み、より高い経営品質の実現を目指す手法です。
◇プロセスの改善を行う手法です
すべての物事は、プロセスで成り立っています。ゆで卵ひとつ作る場合でも、まず卵や水、塩と言った材料の準備をし、お鍋やコンロなどの設備の用意が必要です。次に調理にとりかかりますが、ここでも鍋に水を入れて火にかけ、タイミングを見て卵を入れ、時間を計る・・・といったさまざまな「作業」があり、これらはすべて最終的なゆで卵の出来映え(品質)に影響を与える「要因」となります。事業や業務の成果、不良品やサービスのミスといった現象を引き起こしているのは、複数のプロセスです。シックスシグマでは、プロセスの改善を行うことで、品質のバラツキを抑えていきます。
◇経営に対するインパクトとお客様の声を重視する手法です
こうしたプロセス改善を行うにしても、無限にお金や時間があるわけではありません。そこで、「どこから手をつけていくか」の優先順位を決める必要があります。シックスシグマでは、その拠り所を経営に対するインパクトとVOC(Voice
of
Customer:お客様の声)においています。また、その効果を金額に換算することで、「どこから手をつけていくか」が、誰が見ても明らかにわかるようになります。お客様が満足し、金額的な効果の大きいプロセス改善に注力するのです。 |