○ 第1回のみ 2007年10月
「ドリンク剤選択のリスクコントロール!」

○ 作者プロフィール
 
    
中村 宏一 著      

「リスクマネジメントの王道」ネタ「安心・安全・快適に生活する方法」は前回をもちまして終了となりました。
そもそも、筆者は経験30年程度の IT エンジニアで、プロジェクト立上時や逆に終了時には極めて作業が立て込んできて、体力的にも疲れが生じるタイミングとなります。その様な時、インスタント食品とドリンク剤のお世話になる訳です。
その様な事情もあり、今回は「ドリンク剤選択のリスクコントロール」を題材にお送りします。冗談と取れなくもないタイトルですが、筆者としては、今回真面目に取り上げてみました。

■お断り
筆者は医師でも、薬剤師でもなく、その方面の知識も殆どありません、従って詳しい成分と効能の説明はここではあえて避けさせていただきます。商品知識に関しては薬品量販店とコンビニの販売員の方からのアドバイスを受けました。

また、ここでの対象はあくまで私と同じ個人のドリンク剤のユーザとし、読者の自己責任でドリンク剤を使用する場合の参考にしていただく事を目的に情報提供いたします。

従いまして、記載されている内容によって何らかのトラブルが発生してもRMCA協会及び、筆者は責任は持てませんので御了承下さい。


■ドリンク剤についての解説
ここで取り扱う、ドリンク剤とは、肉体疲労時の栄養補給、病中、病後の体力回復を目的に摂取する飲み物で、一般的には使い捨てのビン入りとして販売されています。栄養ドリンクという呼び名が使われる事もあります。

●食品衛生法と薬事法からの分類
一口にドリンク剤と言っても、ドリンク剤の含有成分、効果、販売場所により3〜4種類に分類可能です。

@清涼飲料水
清涼飲料水とは、容器入りの飲用に供する液体物で、味、香り、栄養物質を添加した水です。
食品衛生法の適用を受けます。

例】 ペットボトル入りの緑茶、紅茶飲料。

A 医薬部外品
「人体に対する作用の緩やかなもので、機械器具でないものである」と薬事法に定義されています。
更に、医薬部外品製造業許可を受けた業者が製造する製品で、なおかつ厚生労働大臣が指定した品目に限ります。
薬事法の適用を受けます。

例】
 ・ 栄養補給清涼飲料
 ・ ミネラル錠剤
 ・ ビタミン錠剤

B 医薬品
医薬品とは「内服、外用、注射により、人や動物の疾病の診断、治療、予防を行うための物質である」と薬事法に定義されています。要するに飲んだり、皮膚に塗ったり、注射したりすることで、特定の治療、改善効果が期待できる商品の事を指します。
当然薬事法の適用を受け、薬局、薬の量販店でしか購入できません。

*機能性飲料
医薬品以外で、飲むことにより健康に良い影響を出す飲料で、清涼飲料、医薬部外品を区別せずに、この表現が使われることが多いのが現実です。ただし栄養補給を行うことで、疲労の回復を図れますが、直接疾病の治療効果はありません。

例】 自販機でも購入できる、オロナミンC 等

■ドリンク剤の効果
ドリンク剤の摂取の最大の目的は、やはり短期的な疲労回復にあるのは、筆者だけではないと思います。実はそのような効果の根拠となる成分は意外に単純だそうです。

@ 成分による効果
 ・ カフェイン
   単純に疲労回復を体感させる目的で、大量のカフェインによる覚醒作用が利用されています。
 ・ ブドウ糖
   大量のブドウ糖により、血糖値を上昇させる効果も併用されています。
 ・ 栄養成分、漢方成分
   体力の回復効果を狙っての配合です。

A 心理的効果
特にがんばる必要のある時に、高価なドリンク剤を奮発することにより、体力が回復するとの心理的効果が期待できます。

*結論
要するに、実際に疲労が回復するのではなく、疲労を感じさせなくする効果を利用しているわけですから、疲れを吹き飛ばして目的を果たした後は十分な休養をとるべきでしょう。


■19世紀のドリンク剤!?
19世紀後半、ワインへコカの葉を浸したコカ入りワインが精力剤としてヨーロッパ中に普及していました。
当時コカの毒性は問題視されておらず、良い精力剤と考えられていました。
ジュール・ヴェルヌやシャーロック・ホームズの作者コナン・ドイルも愛飲していたらしく、コカ入りワインを飲みながら一晩徹夜をして小説を仕上げ、妻に見てもらったところ、作品を酷評された為、何ともう一度コカ入りワインを飲んで、再度徹夜で別の作品を書き上げた!との話があります。
話の真意は筆者には分りかねますが、話を現在に当てはめて、なんとなくドリンク剤の多用を想像してしますのは筆者だけでしょうか?

■コンビニでも買える?
実は、1999 年から規制緩和によってドリンク剤は「医薬部外品」となりコンビニでも扱えるようになりました。しかしながらメーカーの販売戦略の関係から全てのドリンク剤がコンビニで買えるわけではありません。
一応、「コンビニで発売しているドリンク剤」の一覧をまとめました。情報は筆者の職場近くのコンビニからのヒアリングによりますので、正確ではありませんが、目安にはなると考え掲載しました。

*今回用途別のドリンク剤一覧は、数が多すぎるので掲載を断念しました。
下記のURL等を参照してみて下さい。
【ドリンク剤全部 選りすぐり商品 ・ケンコーコム】
http://www.kenko.com/product/seibun/sei_685012.html

■コンビニで発売しているドリンク剤

■ドリンク剤の選び方
最後に、まとめとして「読者の方々のタイプ別、ドリンク剤の選び方」を御提案します。

(1) 初心者?
今までドリンク剤をあまり飲んでいない方の場合。値段が安いものが手軽で良いでしょう。

例】 リポビタンD

(2) いつも飲んでいる方
いつも飲んでいる商品より、価格的にもう一ランク高い物がお勧めでしょう。
支払うコスト分、精神的な効果で満足度が高まります。

(3) あと一頑張りが必要な時
疲れていて、更にあと一頑張りが必要な場面、納期前のソフト開発技術者等。。。
ここは値段の高い商品を奮発しましょう!、きっとカフェインの濃度と、高いコストを支払ったという事実が精神的な影響を及ぼして頑張れるでしょう?

例】 ユンケル皇帝液

(4) お子様の場合
最近の子供は、塾や学校での対人関係からのストレスや疲れにさらされており、ドリンク剤が有効な状況もあり得ます。
そのような場合でも大丈夫!、各社とも子ども用と称して、カフェイン等、刺激性のある物質を制限した子供専用の商品を用意してありますので、これを使用しましょう。

■参考文献
わかり易く解説されています、興味のある方は一読されては。

書籍名:読むとわかるドリンク剤
著者名 :中原 保裕 監
出版社名: 同文書院
発行年月 :1996年5月
ページ数/版型 :47P 18cm
ISBNコード:4-8103-3112-1

■最後に
毎度の事?ですが、チョット毛色の変わった内容をお送りしました。
「正しい知識があれば不要なリスクを避ける事が出来る」の原則が適用され、結論としては、オーソドックスに「性質をよく理解して、適切に使いましょう」となります。
読者の方々の生活の質向上につながれば幸いです。


☆今後の予定
他の記事とも合わせて検討、準備中ですので御期待下さい。

 
 
 


 
 
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