「CRO養成講座」は、トップが取り組むべき「ビジネスリスク」を中心にカリキュラムを構成。特に、カントリーリスク、為替リスク、運用リスク、デリバティブ等コーポレートファイナンス分野でのリスク管理手法を充実させた。本年度の認定養成講座は「CSR(企業の社会的責任)を果たすための統合リスク管理手法」を学ぶことを最大の目的とする。
ビジネスの最前線で活躍し、さらなるレベルアップを望む会員にはうってつけの内容だ。
最重要テーマは次の通り。
●CSRとリスクマネジメント/CSR会計
CSRを定性的に捉える経営倫理と定量的に捉える会計面からのカリキュラムを組む。
「CSRとリスクマネジメント」(講師:藤江俊彦 千葉商科大学教授)にて、コンプライアンスや経営倫理、環境の視点からCSRを解説。
「CSR会計」(講師:倍和博 麗澤大学助教授)にて、CSRを定量的に評価する手法について考え方と活用方法を学ぶ。
●リスク開示義務
「ERMとCRO」(講師:浦嶋繁樹 (株)日本アルマック代表取締役)にて、2004年3月からのリスク開示義務化、さらにリスク開示と直結する株主直接訴訟(注1)など、発生するであろう新たなリスクに焦点を当て、企業が直面する現代のリスクについて解説。
この他、下記のテーマにも重点を置く。
■会計監査と内部監査
■コーポレートガバナンスとコンプライアンス体制
■個人情報漏洩と対策
■株主代表訴訟と取締役の責任
講座概要は次の通り。
■講義日時:2005年7月30日〜10月8日(総講義26講義 60時間)、毎週土曜日 各10:30〜17:45 計10日間
■受講料:399,000円(税込み)。「法人向けパック」は、468,300円(税込み、基礎講座含む)申込者が法人で、受講者は一人ではなく複数名での受講が可能。ただし資格取得はできない。同じ部署の人で分担して受講したり、関連部署の人が関連講座を受講したりする場合に最適。
■会場:日本アルマック リスクマネジメント教育センター・5Fセミナールーム。(東京都千代田区麹町4-5 桜井ビル5F)
■受講資格:事前に基礎講座(一日集中通学または通信制、18,900円)受講が必須。(※ただし法人向けパックは基礎講座を含む)
最後になるが、日経産業新聞(2005年6月14日付、22面/経営・人事欄)で、帝人の内部通報などリスクマネジメントに関する取り組みが紹介されているが、その記事中に同社が2年前にCRO(最高リスク管理責任者)とその直轄組織を新設し、その成果として徳山事業者問題で通報窓口が有効に機能した実例が挙げられている。