さる6月9日(木)に「第31回東京オープンセミナー」が千代田区のリスクマネジメント教育センター・セミナールームにて開催された。今回のセミナーは、昨年11月の「協会設立10周年記念フォーラム」のオープニングにおいて授賞式が行われた「オブザイヤー2004」受賞者による記念セミナーとして行われた。

 

加藤会長による挨拶のあと、第一部として「リーダーシップ開発と経営戦略リスク対策」をテーマに、“リスクマネジャー・オブザイヤー2004”受賞の渡邊健講師による講演にうつった。

渡邊講師は、経営戦略リスクに対処するために重要な要素としてリーダーの育成、リーダーシップ開発に焦点をあてて、その取り組みに活用できる経営戦略のツールとしてBSC(Balance Scorecard=バランス・スコアカード)が有効であり、ステークホルダー(利害関係者)といかにコミュニケーションをとっていくかが、BSCの概念だけでなくCSR(企業の社会的責任)の観点からも非常に重要なキーワードになることを強調した。
自らが実際に職場で実践してきたことを背景に論理的な展開で語り、説得力のある内容だった。

休憩後、第二部として「経営効率化と人間関係論」と題して、“CRO・オブザイヤー2004”受賞の野村康則講師の講演へと続いた。野村講師は、米国の企業経営の歴史や著名な経営者・学者のエピソード・理論を紹介しながら、同時に製薬会社の人事責任者として実践したリストラなど豊富な経験を交えつつ、企業経営においては「人間」がポイントであること、特に「人間関係」が最も重要であると説いた。終始、含蓄のある話で参加者を惹きつけた。

最後に、浦嶋専務理事の挨拶をもってセミナーの全スケジュールを終了した。今回は10名弱の会員以外の一般参加者もあわせて、約40名の参加があり、盛況なセミナーであった。



(会報誌2005年7月号掲載記事)
 
 
 
 
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